株式会社アリスの夢

やっぱりね、弁護士である以前に、先生は「人間・外岡潤」なんですよ。

代表取締役 横尾哲彌 様

埼玉県は所沢市、小手指のゆるやかな坂道を下っていくと、
ピンク色のひときわ目を引く可愛らしい建物が見えてきます。
有料老人ホーム「ベストタイムアリス」を筆頭に、
デイサービス、訪問介護・看護等の事業を経営される「アリスの夢」様にインタビューさせて頂きました。


御社について教えてください。

横尾様

介護福祉が専門の会社で、居宅から始まって一通りの事業を手掛けています。
デイは3か所あり、機能回復型、認知症専門と別れています。
設立の経緯は?

横尾様

設立は私の姉なんですよ。
ずっと看護師をやっていて、働いていた病院の患者さんが退院された後のことが、心配でしょうがなかったんです。
最初は訪問看護から始め、平成14年に株式会社となりました。
そういう点では他の介護関係の成り立ちとは少し違うかもしれません。
大切にされていることやこだわりを教えてください。

横尾様

事業がそういう成り立ちだったもので、私どもはどんな介護度の人でも、お話し頂いた方は基本的にはお断りしない。
「3つの愛」を実現することで社会貢献するというのが経営理念です。
具体的には「自分がお世話になりたい介護」、「医療と介護の狭間を埋める」という目標を掲げてやっています。
従業員との関係では、コミュニケーションを大切にし、自分の言葉で事業方針等を伝え共有するよう心掛けています。
外岡弁護士との出会いはどのようなきっかけでしたか?

横尾様

雑誌「シニアコミュニティ」の、先生の書かれた連載記事を読み、お会いしてみたいなと思いました。
『そもそも介護の事故は、交通事故や医療過誤等とは異なり裁判には馴染まない。
介護の事故は、裁判に成る前段階で防ぐべき』との意見に共感したんです。
いつから顧問契約をされましたか。

横尾様

2010年の12月です。
記事を見て、すぐ電話して会うことになって。
とんとん拍子でしたね。
外岡さんは、他の弁護士と比べてどう違いますか?

横尾様

みんな違う(笑)。
顧問契約をお願いしたときは、何か個別の問題があってお願いしますという訳ではなくて、「こういう先生だったら何でも相談できるかな」と思ったんです。
私の持ってる弁護士のイメージはあまり良くない。
理屈をこねまわしてふんぞり返っているイメージが強かったんです。
そもそも弁護士と接点のある人ってあまりいないでしょう。
でも、「それじゃいけないな」と思ったわけ。何でも分かってくれている人でないと困るしね。お医者さんだってそうでしょう?
だから「問題があるからお願いします」ではなくて、「普段からお付き合いをお願いします」というのが最初の条件だったんです。
うちの会社の忘年会に来て頂いたりね。
会ってみて外岡さんの印象は変わりましたか。

横尾様

基本的には何も変わらない。
まぁごく普通の人という印象ですね。
気取っている訳でもないし、そのままの先生ですからね。
最初からお友達感覚で、すぐ打ち解けました。
外岡さんとはどんなエピソードがありますか?

横尾様

最初のころは2か月に一回、施設に来て頂いて。
そのたびにマジックや日本舞踊を披露して頂いたり、ご家族も交えて入居者の方の法律相談を開催したり。
相続の問題とか、例えばリゾート会員権のトラブル。
ずっと「解約したいけどできない」と悩んでおられたんですが、解決して頂きましたね。
皆さんの感想や反応はどうでしたか。

横尾様

普通弁護士と相談すると緊張したり、身構えてしまいますよね。
でもそういうことが殆ど無い。うちの社員から見れば「近い」存在なんですよね。
入居者の方からも感謝されていますよ。施設の印象も良くなりますよね。
どんな相談をされてきましたか。

横尾様

相談にならない相談も一杯ありましたね。
相談したことを忘れちゃって、外岡さんの方から「その後どうなりました?」「何でしたっけ」なんてね。
身構えて相談しようっていうよりも、思いついたことはすぐ電話して。非常に心強いです。
印象的な事件はありますか。

横尾様

会社で問題がある社員を解雇しないといけないかな、ということがあったんですね。
そのとき先生と一緒に、労基に行って頂いたんです。
労基の方でも親切に対応して下さいました。実際には解雇に至らなかったんですけどね。
直接介護のことについてのご相談はそんなに無いんですけど、例えば入居契約書。
退去の時の精算ですとかね。先生の方から「こういった文言を入れるといい」といった細かいアドバイスを頂いています。
外岡さんが顧問弁護士であることのメリットは何ですか。

横尾様

どうしようもなくなる前に相談できるのが一番いいところだと思います。
先生のスタンスは「トラブルになる前に解決しよう」というものなんだけど、裁判にならないように、お互いに話し合ってトラブルじゃなくしていこうということで、そこが一番いいなと思いますね。本来なら裁判なんて無いのが一番いいですものね。
先生に替わる人はいないんじゃないかな。それが私の実感です。やっぱりね、弁護士である以前に、先生は「人間・外岡潤」なんですよ。
人柄があるんですね。

横尾様

ええ。誰にでも分け隔てなく。
私なんてこんな性格ですから、先生に食って掛かるんですよ(笑)。
「それはおかしいでしょ」って言うんだけど、いつもにこやかに対応して頂いてね。
後はフットワークの良さ、レスポンスの良さ。
日曜だろうが朝だろうが、いつでも思いついたときに電話しちゃいますんでね。
先生に何故ですか、どうしてですかと聞くことも多いんですか?

横尾様

それは納得するまで聞きますよ。
普通弁護士の先生だったらね、「そんなこと言ったってしょうがないだろう。決まりは決まりだ」というところですけどね。
先生は懇切丁寧で。消化不良は無いですよ。
うちは顧問先としては古い方ですからね、最初の頃は「先生を育ててあげよう」みたいな思いがありましたね。
うちの関連会社も紹介したりしました。
顧問先様には、毎月事務所報が配信されるそうですね。

横尾様

毎回記事が違うんですが、具体的に「こういう問題が今起きていて、こう解決しました」とか。
非常にいいと思います。役に立ってますよ。
先月は「社外秘の書類には「極秘」とかいうハンコが押してあるかいないかだけで違うんだ」っていうのが載っていたので、早速対応しました。
ほかの事業所に外岡さんを紹介するとしたら、どんな言葉で紹介されますか?

横尾様

「一回食べてご覧なさい」ですね。
言葉で伝えようとしても伝えきれないこともあるでしょう。
やっぱり一度付き合ってもらえばね、先生の良さはすぐ分かると思いますね。
先生のことはみんなね、弁護士だと思ってないので(笑)。手品師だと思ってます。
今後外岡さんに期待されることは?

横尾様

例えば身内に、大谷翔平君がいたとしたら、すごく嬉しいし自慢できるよね。
やっぱり先生にはそういう意味でね、活躍してほしい。
普段の顧問弁護士としては何も言うこと無いですよ。
法人としての今後のビジョンを教えてください。

横尾様

うちの理念は医療と介護の狭間を埋めていこうということですが、これは介護業界全体にとっても大事なことです。
これを推し進めて地域の皆様のお役に立ちたいと思いますね。
有難う御座いました。

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