
本気!?いたずら!?怪しい恐喝メールはどう対処する?
パソコンやスマホで怪しい偽メールを目にする機会が増えています。明らかに怪しい日本語の偽メールもあれば、流ちょうな日本語なのにメールアドレスがおかしいメールもあります。昨今はAIの発達の影響もあり、より巧妙で流ちょうな日本語の偽メールも増えてきています。受信者の心理的動揺を誘い、思惑通りの行動をさせるのが偽メールの狙いですが、もしも自社を恐喝して動揺させるような内容のメールが届いた場合はどう対応するべきでしょうか。今回は、恐喝メールに対する対応について事例を交えて解説します。
顧問先様より受信したメールへの対応についてご相談がありました。
メールには、
・◯月◯日に施設を爆破する(具体的な施設名は指定されていなかった)
・爆破されたくなければ以下の口座に1000万円を振り込め
とあり、具体的な国内金融機関の口座と受取人の名前が書かれていました。
また、どこに繋がるのか不明なURLの記載もありました。
具体的な口座と名前があったことで「これは警察に連絡するべきものか?それともいたずらとして見過ごすものか?」というご相談を頂戴しました。

恐喝罪が成立するので警察に連絡を
今回の場合、このメールが仮にいたずらだとしても恐喝罪となりますので、警察に連絡して事実を伝えるべきです。もしも本当に爆破を企て金銭を要求していたとしたら利用者や職員の安全を確保しないといけませんので、「ただのいたずらだろう」と軽視せず警察へ連絡し、あとは警察からの指示やアドバイスに従うと良いでしょう。
怪しいメールは「開くな」「押すな」「開封するな」
今回のご相談は恐喝罪に該当するメールでしたが、怪しいメールは恐喝以外にもリスクはあります。
実在の役所や金融機関などになりすましてメールを送りつけメール本文で巧みに誘い、偽物のサイトで個人情報やネットバンキングの口座情報を盗む詐欺も多発しています。
メールは多くの職員が利用するため、1人でも対策意識が甘いと被害が発生しやすいという特徴があります。
兎にも角にも怪しいメールは「開くな」「押すな」「開封するな」が鉄則です。
怪しいメールだと思ったら開かず、もし中身を確認したとしても本文にあるURLやボタンは押さないことです。また、添付ファイルがある場合は絶対に開封しないようにご注意ください。添付ファイルにウィルスが仕込まれている危険性があります。
特に偽メールが増えやすい時期は以下の通りです。
・年度末シーズン
・新生活シーズン
・ゴールデンウィークなど長期休暇の前後
・年末年始休暇の前後
仕事が忙しくなる時期、気が抜けている時期が仕掛けられやすくなっています。

ちょっとの不安でもすぐに相談できる顧問弁護士
今回のように普段なかなか出くわさないような事柄が発生した場合、どう判断するべきか分からなくなりかねません。そんな時はぜひ顧問弁護士をご活用ください。顧問弁護士は、顧問先様のあらゆる相談に対応しています。「この判断で問題無いか?」「こういう場合はどういう応対が最適か?」「法的に問題無い回答は?」このような相談や疑問に対してアドバイスをいたします。メール、電話、方法は問いません。
経営におけるリスクを排除し、安心かつ円滑な業務を遂行できる環境づくりにお役立てください。
なお、顧問弁護士に関する無料相談も実施しております。ぜひお気軽にご連絡ください。

弁護士外岡 潤
弁護士法人おかげさま 代表弁護士(第二東京弁護士会所属)
2003年東京大学法学部卒業後、2005年司法試験合格。大手渉外事務所勤務を経て2009年に法律事務所おかげさまを開設。開設当初より介護・福祉特化の「介護弁護士」として事業所の支援を実施。2022年に弁護士法人おかげさまを設立。
ホームヘルパー2級、視覚ガイドヘルパー、保育士、レクリエーション検定2級の資格を保有。










